被写界深度が浅い、一眼レフで撮ったような綺麗に背景がぼけた写真はカッコイイですよね。今回はフォトショップエレメンツのフィルター「ぼかし（レンズ）」を、使って背景をぼかした写真に加工してみたいと思います。
画面は、「エキスパート」モードです。

ぼかし（レンズ）を使ってみよう

ぼかしたい場所を選択する必要があるのですが、背景は選択しにくいことが多いです。
なので、先にぼかしたくない場所を選択してみましょう。


まず「クイック選択ツール」や、「なげなわツール」を使って、ぼかしたくない場所（手前の牛）を、選択します。

メニューバー　＞　選択範囲　＞　選択範囲を反転　を、選びます。

ぼかしたい部分（背景）が選択されました。

選択状態のまま、ぼかし（レンズ）を適用しても良いのですが

一度選択範囲を保存してから、選択範囲を呼び出すのを練習してみましょう。
メニューバー　＞　選択範囲　＞　選択範囲を保存　

ダイアログが表示されたら、適当な名前（うし背景）をつけてOKをクリックします。

選択範囲を保存したら、選択範囲を解除します。
メニューバー　＞　選択範囲　＞　選択を解除　を選びます。

この状態で、ぼかし（レンズ）を選択します。
メニューバー　＞　フィルター　＞　ぼかし　＞　ぼかし（レンズ）

選択範囲を削除したので、全体がボケています。


深度情報のソースに、先ほど名前をつけた選択範囲を指定します。

今回は、分かりやすいように、ぼかしの半径を大きく変更してみました。
プレビューを見ながら、いろいろ試してみてください。ノイズなども加えるとリアリティが出たりします。


「ガイドモード」の「被写界深度」も、さらにカンタンにぼかす事が出来るので、ぜひ一度試してみてくださいね。